太陽光発電検討のポイント
太陽光発電の設置検討の際に重要なポイントがあります。
まずは、設置までの流れを抑えた上で、ポイントを見て行きましょう。

設置にあたってのポイントは下記になります。
Ⅰ 自宅の屋根に合ったメーカーを選択する
Ⅱ 価格だけで判断をしない
Ⅲ 営業マンのレベル、施工会社の実績を確認する
Ⅰ 自宅の屋根に合ったメーカーを選択する
日本メーカーに限らず、様々なメーカーが参入している業界で重要な事は、
自宅の屋根形状に合ったメーカー・商品を選択する事です。
それぞれ下記にメーカーの特徴を記載します。
SHARP
日本メーカの中では、生産量・販売量が最も多いメーカーです。
印象的なCMも特徴で、大抵の消費者の方は、良い印象をもっていると思います。
太陽光発電においては下記のような特徴があります。
良い点
* 価格は日本のメーカーの中では安価である
* 多くの形状のパネルがあり、色々な屋根に対応している
* パワーコンディショナー(直流を交流に替える装置)の屋外設置が可能。
考慮すべき点
* 実発電量、発電効率は良くない。
* 野地板施工で、強度的に不安を残している。
まとめ
価格を優先し、かつ実績のあるメーカーで選ぶらなSHARPが一番です。
ただし、発電効率や実発電(kwに対して実際に発電している電気量)の点で、他の日本メーカーに劣りますので、3kW未満の家にはおススメしません。
また、野地板施工という施工方法も、風の引っ張る力に対する引き抜き強度が弱い点も心配点です。
京セラ
日本メーカーの中では、シャープと並んで歴史、生産量も多い代表メーカーです。
家電メーカーではありませんので、CM含め地味な印象は拭えませんが、
産業用のパネルでは、大きな実績を残しています。
良い点
* 寄棟等の狭小屋根に対応する、SAMURAIと言う商品あり。(見た目が美しい)
* 発電量は、比較的高いです。
* 施工は垂木施工で強度が強く、10年保証の対象が広いです。
考慮すべき点
* 価格は幾分高いので、コストパフォーマンスという点では、若干ですが落ちます。
* 商品ラインアップが少ない為、SAMURAI以外はあまり目立った商品がない。
まとめ
寄棟、方形などの、三角形、台形に近い屋根や、複数の設置面のある屋根にはSAMURAIは最適なパネルの1つとなります。発電効率も比較的良い事と部品メーカーとしての特徴を生かした施工の質という点でバランスが取れています。
価格は比較的高めになりますので、ある程度のコストをかけても、効率や安心感が欲しいという方や、寄棟の屋根の方にはおススメです。
三洋(パナソニック)
電池業界では有名な三洋電機が、パナソニックの完全子会社となりました。
業界では、発電効率が最も高いパネルとして有名です。
良い点
* 業界最高の発電効率を誇る。(面積あたりの発電量が多い)
* アモルファスと言う独自技術で、高温時の発電ロスが少ない。
* 曇りの際の発電量が、他のシリコン系に比べて良い
考慮すべき点
* 性能に合わせて、価格も最も高価です。
* 野地板施工ですので、引き抜き強度にはやや心配な点があります。
* 種類が少なく、寄棟や狭小屋根には、枚数が載らないケースがある。
まとめ
とにかく、値段は高くてもたくさん発電したいという方には最適のパネルです。
ある程度の屋根面積があり、売電をジャンジャンしたいという方はこのメーカーが最適です。
ただし、施工については、不安な面が多少あるかと思います。
三菱電機
太陽電池の業界では、上記3メーカーと比べると後発ですが、実績はそこそこあります。
位置づけとしては、価格・発電効率共に中間の位置になりますが、パワーコンディショナーの効率は世界最高という事で有名です。
良い点
* パワーコンディショナー(直流を交流に替える装置)の変換効率が世界最高で
システム全体としては、なかなかの発電効率と言える。
* 垂木施工の4重防水工事を義務付けており、施工の防水性能については最も信頼性が高いです。
* 台形パネル、半分サイズのパネルもあり、どのような屋根にも効率よく配置が可能
考慮すべき点
* 価格は、シャープと三洋の中間くらい
* 実績は、上記3メーカーほど持っていない。
* 効率、価格と言う点で特に特徴がない。
まとめ
どのような屋根にも対応可能で、かつ施工も4重防水と言う事で、ある程度の価格で、
ある程度の性能と安心が欲しい方は、このメーカーをススメます。
東芝
2010年より住宅用の太陽光発電の販売を開始しました。家電では有名ですが、太陽光発電業界においては、
まだ実績があまりありません。ただし、今後のエネルギーの自動制御化、自給自足化など
総合システムの構想に向けて動き出しているので、今後の動きに注目です。
良い点
* 発電効率は、三洋のパネルにひけを取らない高効率
* 今後の家電製品との連係も視野に入れている。
* 垂木施工で、引き抜き強度は比較的強い。
考慮すべき点
* 価格は高価である。
* 住宅用の実績が少ない。
* 販売店が少ない
まとめ
2010年新規参入ですので、まだ実績はありませんが、同メーカーが好きな方や、発電効率を追求したいという方で、屋根施工の安心も必要と言う方にはこのメーカーが良いでしょう。
ソーラーフロンティア
最近、CMで話題のメーカーです。昭和シェルが社名変更してこの名前になっています。
黒のパネルが特徴的で、住宅用では後発ですが、産業用では実績があります。
上記5メーカーと、パネルの製造方法が大きく変わります。
良い点
* 価格が安価である
* 影、高温、曇りの影響による発電効率のロスが少ない。
* 見た目(黒でシックなパネル)
考慮すべき点
*
発電効率は、シリコン系の約2/3
* 高効率化までには、しばらく時間を要する。
まとめ
薄膜系と呼ばれるパネルを使用しており、製造工程の短さや、原材料の調達しやすさなどから価格は安価です。しかし、面積当たりの発電効率が、シリコン系に比べて悪く、日本の一般住宅の屋根には、不向きと言えるかもしれません。大きな面積を確保できる場合や、黒が良いという場合には、このメーカーが良いかもしれません。
その他海外メーカー
サンテックパワー
カナディアンソーラー
LS産電
インリーソーラー等々
2009年度に補助金がスタートして以来、海外勢が相次いで日本市場に参入してきました。
全体に占める海外メーカーの割合が、2009年度で11.3%と存在感を増しています。
大手家電量販店とタイアップして販売量を伸ばしている海外勢も増えてきました。
良い点
* コストがとにかく安い
* 見た目上の発電効率は、比較的良い
* 製品保証25年を付けているメーカーが多い
考慮すべき点
* メーカーとしての歴史は、ほとんどの海外メーカーで創業10年以内。
* 日本の気象条件下での実証実験を行っていないので、数年後の劣化のリスクあり
* 製品の信頼性、メーカーとしての撤退リスクがある。
まとめ
海外メーカーは、発電効率も比較的良く、価格も日本メーカーより安い事もあり価格最優先の方は、海外勢の導入が一番の近道かもしれません。
ただし、保証や先々の安心を考えられる方には、創業10年以内の海外メーカーは勧められません。
何らかの技術とセットの海外メーカーを見つける事が必要かと思います。
Ⅱ 価格だけで判断をしない
上記のメーカーと特徴をふまえて、屋根に合うメーカーの提案をしてくれる業者を選びましょう。
1つのメーカーに偏っている業者の場合は、知識も偏っていますので、注意が必要です。
また、価格だけで判断する事も、住宅に関わる太陽光発電の場合危険です。
家電製品と違い、屋根に穴をあけて施工をしますので、技術と知識をもった企業に実施して頂く事が、長い目で見ると必要です。
例えば、工事費の価格が安い場合、工事会社も経営を成り立たせる為に、工事あたりの人件費を削ったり、時間を極力省略したり、手抜きが発生するケースも多くなります。
まだ、モラルやコンプライアンスのしっかりした業界ではありませんので、工事費用や、販売価格は、実績や営業マンの説明、知識量など総合的に判断しましょう。
Ⅲ 営業マンのレベル、施工会社の実績を確認する
訪問販売の業者がつくりあげてきた業界ですので、
ひっきりなしに、ピンポンがなる家も多いのではないでしょうか?
全ての業者が信用できない訳ではありませんが、ノルマに追われた営業マン、
利益追求しか頭にない会社も比較的多く存在するのは事実です。
営業マンが信頼に足る受け答え、対応をしてくれるかどうか。
施工をする会社の実績はあるのかどうか?
設備等を確認の上で実施しているかどうかを確認しましょう。
販売業者選びのポイントを下記に記載します。
★複数メーカーの取り扱いがあるかどうか?
"=屋根に合った提案ができるかどうか?
★こちらの質問に的確に真摯に回答してくるかどうか?
★補助金や施工の事、業界動向など業界のプロとしての知識があるかどうか?
★施工会社は実績のある工事会社を活用しているか?(他社施工の場合)
上記を基に何社か見積もりを取った上で意思決定される事をおススメします。



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